『バカワールドカップ』 < 男子はだまってなさいよ!4>

『バカワールドカップ』と銘打っている様に、バカもここまでやってくれると非常に気持ちいいです。何せ出演者全員、本当にバカだったのですから。
 作・演出の細川徹氏は埼玉出身の33才。ユニットコント「男子はだまってなさいよ」の他、シティボーイズの舞台の作・演出、テレビの構成作家等、多岐に渡って活躍中です。

 細川氏は、はじめて観たし芝居がラフォーレ原宿でやった宮沢章夫氏の「ラジカルカジベリビンバシステム」でラジカルを目指して芝居をはじめたそうです。
 今回はそのラジカルに似ても似つかぬものができ上がったと述べておられます。
 正にその通りではあるのですが、到達地点はラジカルでなくとも、細川氏オリジナルのバカのバラエティーショーとでもいうべき山の頂きにちゃんとたどり着いていたといえるでしょう。

 ラジカルの場合は、作家宮沢章夫氏が仕掛けた緻密な笑いの構造の中に、観ているこちら側がからめとられたと感じた時に、こう思ったものです。
 意味のないこととは、かくもバカバカしくもオモシロイものであるか・・・と。

 ラジカルの中には、バカ度が高く、あるいはバカっぽいネタも多々あったように記憶していますが、細川氏のバカワールドカップは何のまじりっけもないバカの一本槍です。バカがまわしをつけ四股を踏んだ後こちらへ向かって怒とうの突き押しをしてくるような、バカさ加減です。

 ただ、バカなネタだけに4000ものチケット代を考えると、それにとり組む役者が演技において中途半端だと本当のバカになっちゃいますが、出演者の皆さんはちゃんと4000円分とれるリッパなバカでした。

 出演者名を付記しておきましょう。
        大堀こういち、バナナマン(設楽統・日村勇紀)、荒川良々、五月女ケイ子、佐伯新、井苅智幸、細川徹、みのすけ

2004年10月1日(金)観劇

<男子はだまってなさいよ!4>
公演日時:2004年9月30日〜10月3日 ラフォーレミュージアム原宿にて
作・演出:細川徹

○次回予告○
「O.N.アベックホームラン」
11月2日〜7日 下北沢ザ・スズナリ

 

<戻る>